2018/05/08
素敵な詩をご紹介します。
4歳のやんちゃ坊主と
2歳のおてんば娘の母、
10mois WEB SHOPの北河です。
先日自分のカメラロールを整頓していた時に、
心に留まった詩を写真に撮ったものがありました。
それは、スウェーデンの教科書に載っている
「子ども」という題名の詩です。
とても素敵な詩なのでご紹介したいと思います。
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・子ども ドロシー・ロー・ノルト
批判ばかりされた子どもは 非難することを おぼえる
殴られて大きくなった子どもは 力にたよることを おぼえる
笑いものにされた 子どもは ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされた 子どもは 鈍い良心の もちぬしになる
しかし、激励をうけた 子どもは 自信をおぼえる
寛容にであった 子どもは 忍耐をおぼえる
賞賛をうけた 子どもは 評価することを おぼえる
フェアプレーを経験した 子どもは 公正を おぼえる
友情を知る 子どもは 親切を おぼえる
安心を経験した 子どもは 信頼をおぼえる
可愛がられ 抱きしめられた 子どもは
世界中の愛情を 感じることを おぼえる
書籍「あなた自身の社会~スウェーデンの中学教科書」より
アーネ リンドクウィスト ・ヤン ウェステル 著 川上 邦夫 翻訳
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子どもを育てるにあたり、その日その日を乗り越えるのに必死で
長い目で見ることができなくなりがちですが、
どういう体験がどんな風に影響するかを頭の隅に入れておくと
安心をあたえてやろう、たくさん抱きしめてやろう、
と思えますよね。
自分が今できる事で、人を信じ愛情を感じられるような人間に
育ってくれたらいいなと思います。
立派で完璧な親なんて存在しないと思います。
子どもがお腹に宿った瞬間から、
少しずつ親になっていくのですから。
時にはイライラもしたり、迷ったり、悩んだり。
そういう時間が親として成長させてくれるのかもしれません。
またこの詩は、我が子に限ったことではなく
人間関係にも言えると思うのです。
家族や友人や同僚に、賞賛を、寛容を、友情を、フェアプレーを。
そうすることで、親としても人間としても、
素敵な自分になれるのではないかと思います。
完璧な親、完璧な人間でなくても、
今より素敵な人間になれたらいいなと思います。